株式会社元林(本社:神戸市東灘区/代表取締役社長:村尾 光一)は、子どもたちの食事の時間をより豊かで安全にするため、食べやすくて割れにくい、有田焼の強化磁器製の子ども食器「Nico Plate(ニコプレート」のクラウドファンディングをCAMPFIRE (キャンプファイヤー)にて開始しました。
当社九州事業所では、地場産業との連携を模索する中で、佐賀県有田町に拠点を置く強化磁器製造に特化された株式会社匠様と出会いました。(株)匠が設立された1986年当時、有田町周辺の学校給食はプラスチック等の器で配膳されており、こうした食器で育った子どもたちが大人になったとき、
(株)匠の強化磁器による給食食器
・日本の磁器の食器の良さが理解できるのか?
・有田焼のことを知る人がいなくなるのではないか?
・有田焼産地は消滅してしまうのではないか?
このような不安から給食の中に「有田焼 磁器食器」をとの思いを抱き、設立時から強化磁器による給食食器を主力製品として製造に取り組まれたそうです。
子ども用の食器にはプラスチック製やシリコン製などの安価な製品が多くみられます。離乳食などの時期が終わると処分してしまうことが多いのではないでしょうか?
「小さな頃から本物の磁器に触れ、成長しても長く使える器を作れたら…。」
株式会社匠で打ち合わせ
「子どもが最初に使う器こそ、本当に大切に選んであげたい。“本物”の器を使って食事を豊かな時間として記憶してほしい」という想いから、株式会社匠様のご協力のもと、有田焼の伝統技術と現代のライフスタイルを融合させた、「子どもにやさしい“本物”の器で未来の食卓を育てる」プロジェクトを始動しました。
プラスチックではなく、“育てる器”を
子ども用の食器には、軽くて割れにくいプラスチック製が一般的ですが、一方で「においや着色が残る」「質感に温かみがない」「安っぽく感じる」といった声も多く聞かれます。私たちは、「大切な“食べる時間”をもっと豊かに、そして安全にしたい」と考え、伝統ある有田焼の技術に、割れにくさと使いやすさを加えた“強化磁器”を用いて、子どもたちの未来につながる新しい食器「Nico Plate」をつくることを決意しました。
子どもに優しい、「Nico Plate」の5つの工夫
1.すくいやすい形状
器の一方の周縁部が、内側にかぶさっているのと底部に傾斜が付けてあるので食物が集まり易く、スプーンでもこぼれにくくなっています。実際、スタッフ宅で使用してみたのですが、いつもは「食べさせて」という3歳の子どもが、自ら食べ始めたので驚きました!
2.割れにくく、優れた収納性
材質が強化磁器のため、一般の磁器に比べて約3倍の強度があり、破損率が少なく経済的です。また、特殊な形状ですが収納性を考慮した形状と裏底の安定性で、かさなりが良くなっています。
3.電子レンジ・食洗機の使用ができる
電子レンジ・食洗機での加熱にも問題なく、また、酸・アルカリにも強く変色や変質もしません。磁器質のため有害物質の溶出はなく、また、表面に汚れがつきにくく大変衛生的です。
4.大きくなっても使えるカラー・デザイン
離乳食や幼児食にも、自分で食事できるようになった子どもが、物を大事にするという気持ちを学びつつ食事ができるよう、大人になっても使い続けられるカラーを選びました。毎日の食卓に自然にフィットして、食事をより豊かに演出します。
5.使いやすいサイズ
【小サイズ】
離乳食期の子どもに軟飯等を食べさせるのにちょうどいいサイズです。汁気のある煮物などの副菜用の小鉢として使うのもおすすめです。
【大サイズ】
1歳頃から自分でスプーンを使い始める時期にぴったり!オムライスや炒飯など、毎日のメニューに大活躍間違いなし。
「未来の食卓を育てる」プロジェクト
このプロジェクトは、佐賀県の有田焼商社と共に手がける、「子どもに優しい、“本物”の器で未来の食卓を育てる」をテーマにした共同挑戦です。まずは、大小のお皿2アイテムからスタートし、ご支援いただいた皆様には完成品をお届けいたします。
プラットフォーム:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
実施期間:2025年5月20日~6月20日
プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/840731/view
目標金額:50万円
使用目的:製造費用、パッケージ開発費、広報費など